木質系樹脂(人工木)とは木粉にポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂を混ぜて押し出し成型したものです。50%以上の木粉を混入することで、木質系といいます。種類も様々で多くのメーカーがオリジナルの製品を開発しデッキ材として販売していますが、最近様々な不具合が取り上げられトラブルが多発しています。
メーカーによっては腐らない、半永久的に色落ちしない、 ●●年以上の耐久性などと宣伝しているところもありますが、日本においてはまだ本当の耐久年数のデータが出ていないのが本当のところです。
全ての人工木がこのような性質をもっているわけではなく、メーカーや商品によってはこのような事にならない対策をしっかりととっている場合もあります。
しかし人工木のウッドデッキにおけるトラブルのほとんどがこのようなことが原因でおきていることはまぎれもない事実です。
このようなトラブルは人工木そのものだけにあるのではなく、長所だけを全面に押し出し、短所を工務店や消費者に正確に伝えることを避けてきた一部のメーカーの怠慢が引き起こしている可能性も高いのです。
見た目は木の雰囲気があるが触れた感じはプラスチックに近い
見た目も触った感触も天然木に近い、といった誇大な表現をしている販売店のホームページなどをよく見かけますが、実際に天然木と人工木を並べて比べてみると、各メーカーの商品によって手触り感は多少差はありますが、ほとんどの商品の手触り感はプラスチックに近い感触がします。
感じ方は人により差はあるとは思いますが、イメージしていた感触にギャップを感じる方のほうが多いかもしれません。
天然木の感触や癒し効果は人工的に作り出すことはできません
ウッドデッキとはその名の通り天然の木のデッキのことだと思います。
皆さんも最初にデッキを設置したいと考えたとき、木のウッドデッキでご家族や子供が楽しんでいる場面を想像したはずです。
それは人間が本能的に、天然木の香りや素足で歩いた時の木独特の感触を求めているのだと思います。人工木では本来木が持っているリラックス効果を同じ域まで再現する事はできません。
なぜなら素材の半分近くはプラスチックなのだから・・・。
天然木、人工木どちらも一長一短ありますが、健康面などを考えればやはりウッドデッキには天然木のデッキ材が一番です。
特にウリンはデッキ材の王様と言われるだけあり、人工木以上のパフォーマンスを発揮するオススメのデッキ材です。